少ない服で着回すクローゼットの作り方
何を残して何を手放すか、整理の基準を考える

クローゼットに服はたくさんあるのに、毎朝着るものに迷う。そういう状況は、服の数の問題ではなく、服の組み合わせの問題であることが多いです。整理の基準を少し変えると、クローゼットの使い方が変わります。
まず「着ていない服」を把握する
一年間一度も着なかった服は、次の一年も着ない可能性が高いです。まずは、直近一年で着た服と着なかった服を分けてみてください。着なかった理由を考えると、次に服を選ぶときの基準が見えてきます。
「いつか着るかもしれない」という服は、具体的な場面が思い浮かばない場合は手放す候補です。
「合わせやすい色」を軸にする
クローゼットの中心になる色を決めると、組み合わせが増えます。ネイビー、グレー、ベージュ、オフホワイトなど、どの色とも合わせやすいニュートラルカラーを軸にすると、新しい一枚を加えたときに既存の服と組み合わせやすくなります。
差し色として使うテラコッタやモスグリーンは、一点あるだけでクローゼット全体の印象が変わります。ただし、差し色は増やしすぎると組み合わせが難しくなるため、一〜二色に絞るのが使いやすいです。
素材の統一感を意識する
デザインが違っても、素材の質感が近いと組み合わせたときに馴染みやすくなります。リネンとコットン、ウールとリネンなど、天然素材同士は合わせやすいです。
逆に、光沢のある素材とマットな素材を組み合わせると、意図しないちぐはぐな印象になることがあります。素材の質感を意識して選ぶと、コーディネートの幅が広がります。
スタイリング相談を活用する
クローゼットの整理に行き詰まったときは、第三者の目が助けになることがあります。当店のスタイリング相談では、お手持ちの服の話から始めて、何が足りないかを一緒に考えます。新しい服を買うことが目的ではなく、今あるものをどう活かすかを考えることが出発点です。
クローゼットの整理は、一度やれば終わりではありません。季節ごとに見直す習慣をつけると、少しずつ自分の好みが明確になっていきます。