セルビッジデニムの色落ちを楽しむために
インディゴ染めの特性と、穿き込みで変わる表情について

セルビッジデニムは、穿き込むほどに表情が変わる素材です。インディゴの色落ちは偶然の産物ではなく、日常の動作と洗濯のタイミングが積み重なった結果です。その仕組みを少し知っておくと、色落ちの過程が楽しくなります。
インディゴ染めとは
インディゴは繊維の表面に付着する染料で、繊維の内部まで染まるわけではありません。そのため、摩擦が加わる部分から少しずつ色が落ちていきます。膝の裏、腿の前面、ポケットの縁などに独特のアタリが出るのはこのためです。
複数回重ねて染めたインディゴは、色落ちの初期に濃い青が出て、時間が経つにつれて淡い青へと変化します。この変化のスピードは、穿く頻度と洗濯の回数によって変わります。
洗濯のタイミングと方法
新品のうちは洗濯を控えめにすると、アタリが出やすくなります。最初の3ヶ月は月に1〜2回程度が目安です。洗う際は裏返しにして、手洗いか洗濯機の手洗いコースで。水温は常温が適しています。
乾燥は陰干しで。直射日光は色落ちを早めるため、避けた方が良いでしょう。
湿度の高い時期のお手入れ
日本の夏から梅雨にかけては湿度が高く、デニムが乾きにくい時期があります。特に梅雨の間は、洗濯後の乾燥に時間がかかります。扇風機を当てながら陰干しにすると、乾燥時間を短縮できます。湿ったまま放置するとにおいの原因になるため、乾燥には気を使ってください。
色落ちの過程は、穿いた人の生活の記録でもあります。裾丈のお直しについては店頭でご相談いただけますので、サイズのご不安はお気軽にどうぞ。